ちょっと小耳に挟みたい調整能力と適応能力
私達が生きていく上で、重要なポイントと真理はどこにあるのだろうか?
私は長年、この件について研究・追求し続けた結果、最も大事な事が何であるか気付くことが出来ました。
それは、調整能力と適応能力です。
この二つの能力は、生まれた時から人それぞれに備わっていて、身体の内外に対して常に力を発揮しています。
“治す力”は誰もが皆持っているものですが、調整能力・適応能力の発揮度で治す力の強弱が決まります。
深刻な症状の方は、この二つの能力が充分に発揮できない状態です。
このことに着目し、研究を重ねて実践に生かしているのが、私が行っているスペシフィックです。
Adjustment(調整)とAdaptation(適応)この二点の存在を心に留め、日々奮闘しています。
スペシフィックでは、上部頸椎の変位(ズレ)が、この調整・適応の低下を生むと考え、変位を微調整することで、それらを向上させていくことを目的としています。
では、一体、上部頸椎の変位で何が起こるのでしょう。
それは、頭の位置、背骨のバランスが悪くなり、脳からの神経エネルギーの流れが妨害され、脳を中心とした身体の調整力・適応力が低下し、結果として痛み・症状が出てしまいます。
つまり、上部頸椎を微調整(fine adjustment)すれば、自分自身の力で、“治す力”が向上・適応し、痛みや気になっている症状が自分自身の力で改善されて行く方向へと導きます。