上部頸椎のズレについて
上部頸椎(環椎と軸椎)が後頭顆(頭の基底部)に対して変位(ズレる)と、中心点と中心軸の間に狂いが生じ、正しい位置関係が保てなくなります。
そこで、それを補う為に背骨が正常な位置から移動しバランスをとります。これを補正作用といいます。
補正作用の結果、頭は傾き、背骨が曲がり(後ろから)弯曲がなくなり(横から)肩の位置に左右差ができます。すると、骨盤の傾き、膝、足首に余分な負荷がかかり、身体全体に問題、痛みが発生する様になります。
人は、二足歩行で重力に対する調整がデリケートです。(重力は上から下に対する力)。又、下からの突き上げる力、この相反する二方向の力をうまく調整する為には、背骨がより正常でなくてはいけません。
上部頸椎と後頭顆が良好な位置関係になれば背骨のバランスも本来あるべき状態になります。